入園に関する質問

3年保育に入れるかどうかを迷っています。2年保育との違いを教えてください。
子どもは3歳を迎えるころから友達と一緒にいることの楽しさがわかるようになってきます。
つまり、自分から母親を離れて友達を求めるようになるのです。
このような子どもの気持ちを受けとめることができるのが3年保育の大きなメリットです。
特に最近は子どもが減少しているので近くに遊べる同年代の子どもがいなかったり、安心して遊べる場所も減少しています。
幼稚園に来ることによって、このように失われた環境を取り戻すことにもなります。
友達が欲しくなるということは、人と関わる力の基礎がその子どもに育っているということです。
ですから、3歳の時から集団生活を経験した子どもは、友達を作ることがとても上手で、遊びやことばの内容も豊かに育ちます。

幼稚園か保育園かで悩んでいます。
ご家庭の事情によって長時間の預かりが必要な場合などもあるでしょう。
しかし、一番大切なことはお子様をどのように育てたいか、というお父さまお母さまの思いです。
さらに、小学校への就学準備期間としての過ごし方(何をどこまで習得させるか)も大切です。
幼児期の子供達は、心も身体も驚くほどいろいろな事を吸収し成長していく大切な時期です。
そんな大切な時期を過ごす環境だからこそ、お父さまお母さまがしっかり選んであげてください。
0歳~1歳から預けられる、夏休み、春休みなどでも預かってくれるといった保育園のメリット、教育面の充実や小学校との連携、クラスのお母さんたちと話す機会が多いといった幼稚園のメリット、、、 どの園でも工夫を凝らした保育・教育を行っています。
それにご家庭の事情とお父さまお母さまの思いを合わせてご検討ください。
幼稚園と保育園を併用されている方も多くいらっしゃいます。
そしてさらに大切なのは子供はもちろん、お父さまお母さまも笑顔で楽しく過ごせるということです。
ご家庭の事情や育児についてのお考えに合う幼稚園なのか、または保育園なのかということも考えつつ、お父さまお母さまも満足し、安心して子供を預けることができるのかを考えて選んでみてください。
子供もお父さまお母さまもストレスを感じることなく、充実した園生活を送れることが一番大切です。

つるまき幼稚園がウチの子に合うかが気になります。
合わない子どもはいません。
つるまき幼稚園にはたくさんの子どもがいますが、これまでも子どもに合わなかった…ということはありませんでした。
あるのは、『保護者であるお父さまやお母さまの考えが、園と合わない』といったことです。
保護者の考えが園と合わなければ、一番困るのは子どもです。
『子どもに合うか』ではなく、保護者の方々が『園の方針に賛同できるか』をお考えください。
幼稚園選びは、とても重要なことです。
様々な情報の中で、我が子にとって何が一番大切であるかを選択し、納得して入園をお決めになれば、きっとお子様にとってもお父さまお母さまにとっても、楽しい園生活になります。

親が離れるとすぐ泣くのですが大丈夫でしょうか?
泣くのは親との関係がしっかりできているからです。
最初は泣くことがあっても、お友達とのお遊びや、初めての体験のなかで喜びや安心を得られ、幼稚園が楽しくなってきます。
お父さまお母さまが心配されるよりも早く、子どもたちは柔軟に環境に適応していきます。
なによりも、お父さまお母さまがさらりと見送ってくださることが大切です。
最初のうちは離れ際に泣くかもしれませんが、ほとんどのお子さんは、お母さまの姿が見えなくなってしばらくすると泣きやみます。
お家に帰った後、頑張れたお子様をしっかりほめてあげてください。
それが次の頑張りにつながっていきます。
また当園の教諭は園児の幸せを第一に考え、子どもたちとの信頼関係を大切にしています。
この信頼関係の中で培われる情緒的安定が、社会性の発達の基礎になります。
それまでの依存的親子関係から脱皮して、多くの子どもや先生と関わり、新しい世界を体験していきます。
日々の生活を通して、お子様の自立への歩みを一緒に見守っていきましょう。

育児に関する相談も受けてもらえるのでしょうか?
当園には育児を経験した先生もたくさんおりますので気軽に相談してください。
きっとお役に立てると確信しています。
また、育児に関する情報を園からも発信しています。(早寝の重要性、子どもの体温について等)
情報は発信しますが、ご家庭にはそれぞれの事情もありますので、そこまで幼稚園としては踏み込めないのも確かです。
ご家庭での対応に自信がないときは遠慮なく相談ください。
保護者の方から相談いただけると私たちも少し踏み込んだ助言ができると思います。

役員への任命や行事参加等で保護者の負担が大きいと聞きましたが?
以前は確かに多かったのですが、現在では行事・役員とも全面的に見直し、保護者の皆様の負担を大幅に軽減しました。
具体的な内容については入園後にご説明いたしますが、事前に知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

入園までにしておいた方が良い事は何ですか?おむつは?
まず、おむつは基本的に入園までに頑張って外してきてください。
これから幼稚園に入るんだ、ちょっとお兄さんお姉さんになるんだ、というお子様の頑張ろうという気持ちが芽生えるこのチャンスを逃さないでください。
「〇〇になるんだね」と声掛けをし、出来た時は思いっきり褒めてあげれば必ず取れます。
どうしても外れない場合は入園後一緒にトレーニングをしていきます。
それから『話を聞く時は相手の目を見ること』これを教えてあげてください。
家庭を離れ、初めての集団生活を経験する子どもたちにとって、これはとても大切なことです。
「今は何をするんだろう」「次はどこへ行くんだろう」「どうしたらいいんだろう」子どもはそんな気持ちになった時に不安を感じます。
しかし、先生の話を聞くことができれば、この不安を解消してあげることができます。
登園前の身支度やおもちゃの片づけ等、一人でできることを少しずつ増やして「できたね」と褒めてあげてください。
入園前までに大切なことは、読み書き計算や体操等の能力面ではなく、一人でできる基本的な生活習慣を身につけることです。


園での生活に関する質問

幼稚園はお弁当ですか?完全給食ですか?
一日保育の時は、火・水曜日をお弁当の日とし、月・木・金曜日は園指定の業者からの給食の日としています。
希望される方には火・水曜日も含めて毎日給食にすることもできます。

アレルギーで給食がたべられない場合はどうなるのですか?
除去対応や特別対応など、お持ちのアレルギーの種類や程度と当園の給食の種類によって対応が異なりますので、対応についての詳細は入園後、給食が始まるまでの間に打ち合わせをさせていただいています。
たくさんの食物アレルギーで給食が食べられない場合はお弁当の持参をお願いしています。
その場合、給食費はいただきません。

親との普段の連絡はどのようにしていますか?
日常の連絡は、送り迎えの時にその日にあった出来事などをお伝えしたり、「れんらくノート」で日頃の出来事などを必要に応じてお伝えするほか、電話によるやりとりなど、必要に応じて連絡をとるようにしています。
また、心配なことなどがあればいつでも相談できる準備をしています。

幼稚園にいる時に熱などがでた場合、どうなるのですか?
特別な場合を除いて発熱の場合は、保護者の方に連絡をとりお迎え等の対応について相談いたします。
怪我の場合は、怪我の程度により保護者の方に連絡を取って対応を相談いたします。

緊急連絡などはどうなっているのですか?
在園児に対する緊急連絡は、「れんらくアプリ」というツールを使って園から一斉に配信しています。
緊急連絡以外でもこのアプリを使って準備物のお知らせ等の配信も行っています(もちろん園だより等では事前にお知らせしています)。

幼稚園では預かり保育を行っていますか?
朝8時30分~9時と保育時間終了後18時まで預かり保育を実施しています。
教諭が付いて年少、中、長が一緒に遊びますので、子どもたちにとっては異年齢の子と交わるとても良い機会になっています。
お仕事やご家庭の事情、お母さまのリフレッシュ等でご活用ください。
尚、就労・妊娠・病気などの理由で市から新2号に認定された方については預かり保育料が無償化の対象となります。

送迎バスへの園児置き去り防止対応はどのようにしていますか?
当園では、バス運行時、1台につき運転士1名と職員1名が乗車します。
当園のバスに乗る職員は必ず正職員で、外部委託等はしておりません。
バス運行終了後、園児をすべて降ろしてから、乗車した職員が全席を後ろから全て確認します。
忘れ物や落とし物もこのときに確認しますので、しっかり床まで見ています。
降車時は別の職員が出迎えていますので、バス乗車職員が降車に手間取ってバス内の確認ができないということはありません。
その後、バスは駐車場に移動し、運転士が再度全席の確認を行います。
確認後、バスの清掃・消毒を行います。
一方、クラスではバス通園園児がすべて登園した段階で、連絡なしで欠席の園児がいる場合は、バス乗車職員に確認のうえ、必ず保護者の方に連絡をします。
"送迎バス置き去り防止支援装置"の装着は現在手配中ですが、装置はあくまでも確認忘れを防止する支援装置ですので、人間による確認が主であることには変わりません。
装置に頼らず、前述の確認をしっかり行うことの教育やきちんとできているかどうかの確認も合わせて行っていきます。


保育に関する質問

幼稚園での「あそび」とは?
登園してから子どもたちは自分の物を所定の場所に置き、おたより帳を先生に提出し、あそび着に着替えます。
これらは入園時にはできなくても、集団生活の中でだんだん出来るようになります。
そして朝の支度ができたら、子どもにとって大切なあそびの時間が待っています。
子どもは自主的なあそびの中で集中し、お友達と関わりを持ち、工夫したり、迷ったり、喜び悲しみなど家庭では体験できないようなことを集団生活を通して体験します。
このような体験をするために子どものあそびを大切にしています。
大人から見るとただ漠然とあそんでいるようでも、その中にはあそびでしか実現できないようなことがたくさんあります。
砂場でおだんごを作ることも数や量の概念形成に大きく役立ちます。
お友達との関わり方や我慢、協調性なども身に付きます。

なぜ、全員に外遊びをさせるのですか?
現在の子どもは、遊ぶ時間や場所が少なくなっています。
だからこそ、広い園庭で思いきり体を動かして遊ぶ時間を意図的に設定しています。
『人生に必要な知恵は全て幼稚園の砂場で学んだ』という言葉があるように、たくさんの友達と関わりながら遊ぶ中で、協調性や社会性を肌で感じ、コミュニケーション能力等を学んでいくことができます。
そして、子どもが持っている創造性や自主性を引き出していくことで、最終的には、『遊具がなくても友達と遊べる子ども』に育てていきたいと考えています。

「あそび」が知的な発達や学習の場になるとはどういうことですか?
大人との遊びではどうしても大人によって管理されたものとなり、自発性や追及力、関係力が育ちにくくなります。
子どもは友達と遊ぶ中で脳がフルに作動して本能・共認機能が再生され、関係力や追及力など生き抜く上で必要な力のすべてが形成されます。
また言語能力上昇の鍵は、赤ちゃんが言葉を習得する過程、「聞いて真似して声に出す」にあります。
幼稚園では多くの子どもたちや教職員と触れ合う中で聴覚と発声機能をフル稼働させ、心と言葉を繋いでいきます。
言葉の習得には発達過程での触れる言葉の数に比例します。
家庭ではどうしても限定的になりますが、園で家族以外の多くの人と言葉のやりとりをすることが言葉の習得を進めることになります。
さらには算数の基礎力も遊びや幼稚園生活で磨かれます。
数や図形も多い少ない、大きい小さいという実体験を多く積むことで「比の感覚」が身に付き、数字や図形を自在に使える基礎となります。
例えば、6個のみかんを兄弟二人で分ける。
これをドリルで済ませる子と、実体験を伴う子の差は大きいです。
ドリル漬けの子は「答えは3」それ以外にないと信じています。
でも、実体験を伴う子は「弟はまだ小さいからそんなに食べられない。僕と弟、だいたい2:1。だから4個と2個」という「比」の概念も使いますし、「みかんによって大きさがかなり違う」ことを実際に体験して知っている子はまた分け方が変わるでしょう。
さらに「みかんによって当たりはずれもある」なんて経験を積むと、その子の答えはこうです「ママ、これジュースにして。ママも飲むでしょう?」
当園ではそんな実体験をたくさん経験できる環境を用意しています。

子どもへの言葉掛けはどのようにしていますか?
子どもとはたくさん話をし、保護者の方ともお子様の様子など、たくさんの話をするようにしています。
ただ、保育中に子どもに掛ける言葉は短めにすることもあります。
これは、長々と説明をして、子どもの考えるチャンスを奪わないようにするためです。
一度の説明でどう行動するか、先生の言葉から何を考えるか、子どもが頭をフル回転して考える機会を意図的につくっているのです。
もちろん、わからないことや初めてのことなどは、一人ひとりの様子を見て個別に対応して丁寧に教えています。
また、してはいけない事をした時は、毅然と叱ることもあります。
「ダメなものはダメ」と正しいことを教えることは、大人としての義務でもあります。

子ども同士のけんかの時介入しますか?
当園では特に年少の時期を社会性の基礎をつくる大事な時期と捉え、積極的な声掛けをしています。
年少の時は子供たちもお友達の事は気にはなるけれど、まだ自分の思いが優先して、物の取り合いになってしまったり、お話が上手ではないために手が出てしまったりします。
このような時に『こういう時は"貸して"って言えばお友達は分かってくれるよ』とか『本当はこう言いたかったのかな。じゃあ一緒に言ってみようか』など、どうすれば相手に自分の気持ちが伝わるか積極的に手助けをしていきます。
このような声掛けが子どもたちの社会性を育てることになります。
特に年少組には手厚い環境で保育しますので、この時期だからこそできる大切な事だと考えています。

幼稚園で気が合わない他の子とトラブルにならないか心配です。
当園では、「どんな友達ともいつも仲良く」を目指していません。
遊びの中で出会った「気の合う友達」「好きな友達」との関係が深まることで「友達と一緒にいるって、何だかうれしい」という気持ちが芽生え、大好きになった友達と仲良くするためにはどうすればよいのか、子どもなりに考えるようになります。
そして、その学びが友達の輪を広げ、より広い社会に出て「苦手だな」と感じる人と出会った時も、どうしたらよい関係を作ることができるか自分なりに考え、さまざまな人と一緒に生きていくことができるのです。

先生による当たりはずれはありませんか?
当たりはずれはありません。
確かに経験豊富な先生と経験の浅い先生とでは保育での対応等で差が出ます。
当園ではそのような差が出ないよう、経験の浅い先生には経験豊富なフリー教諭や補助教諭を付けてカバーする体制を取っています。
さらに教務主任が園全体の教育状況を見てばらつきが出ないように調整することで均一な教育を提供できるようにしています。

英語を保育に取り入れていると聞いたのですが…。
国際化が進む今の時代において、英語は重要なコミュニケーション手段の一つです。
子どもが将来必ず出会う英語に親しむ事を目的として、年中長クラスは週に1回英語の時間を設けています。
英語学習ではなく、『楽しく遊びながら』をモットーに、英語や外国人に親しむ時間としています。

やはり読み書きは早いうちに教えた方がいいのでは?
幼児期の子どもたちは、遊びや生活を通して文字や数字に興味関心を持つようになります。
身のまわりで使われている文字や数字に興味を持ち、文字によって伝えたいことが人に伝わる喜びを感じたり、文字や数字があることで便利になることに気づいたりします。
その「伝えたい思い」が十分に育つ前に字の書き方を教わってしまった子は、字が書けること自体を喜び、表現の喜びや関心の広がりはそこで止まってしまうでしょう。
また、絵本を大人に読んでもらうべき時期に文字の読み方を教えられた子は、文字に対する発音の仕方はわかっても、連なった文字から物語のイメージを膨らませる喜びは十分に味わえないでしょう。
「あか」という文字を見て、「あ」と「か」という2文字であると理解するだけでは、どこか味気なく、さびしくはないでしょうか。
花の色や絵の具の色、経験の中のさまざまな「あか」のイメージが心いっぱいに広がる、そんな言葉に対する豊かな感性は幼児期だからこそ育つのではないでしょうか。
そのようにして幼児期に十分育った力が小学校以降の学びを支える力になります。
当園でも読み書きは教えますが、子どもたちの感性をより豊かにするよう心掛けて行っています。

小学校との連携はどのようにしていますか?
年長になった際は就学する小学校を考慮してクラス編成を行います(小学校に入った時に園の友達がいるようにします)。
その後は、小学校と連携した就学に向けてのカリキュラムを実施。
各小学校とは就学予定児についての「聞き取り」を実施、場合によっては小学校の先生が園に来られて観察し、今後の育て方についての意見交換を行っています。
また各小学校の就学児童を対象とした見学会等へは当園教諭が付き添います。
入学後も、小学校の授業参観や懇談会への園教諭参加、運動会の参観等でフォローをしています。
>>詳しくはこちらをご覧ください。

どの小学校に就学していますか?
鶴巻小学校、本町小学校、みずほ小学校、南小学校、東小学校、大根小学校、広畑小学校、北小学校、南ヶ丘小学校、渋沢小学校、比々多小学校、桜台小学校、末広小学校などへ就学しています。
(令和4年実績で人数の多い順)

卒園児が幼稚園に遊びに来たらどうしますか?
大歓迎です。
時々、卒園児が幼稚園に遊びに来てくれ、当時の担任と楽しく過ごしています。
また、卒園した小学生が、何かで落ち込んだりしたとき、母親に「幼稚園の前を通って。」と運転をせがむということがあるそうです。
小学校にはない何かが幼稚園にはあったということなのでしょう。
大好きなお友だち、大好きな先生...。
いつまでも彼らの心のよりどころとなる幼稚園でありたいと思っています。

「三つ子の魂百まで」 幼児教育の重要性について詳しく教えてください?
人には認知能力と非認知能力というのがあります。
認知能力は学力や知識、非認知能力は忍耐力や意欲・協調性・寛容性・共感・自尊心などをいいます。
この非認知能力は幼児期までに獲得するものとされており、欧米では様々な研究によって実証されています。
例えば幼児期に認知能力を高める(いわゆる勉強系)教育を行うと飛躍的にIQが高まります。
しかし、結局小学3年頃でその教育を受けなかった子たちと同レベルになることがわかっています。
一方、非認知能力については幼児期に習得しなかった子がその後の人生で獲得できた例は未だ観察されないとのこと。
幼児期に非認知能力を獲得することが人生にどんな影響を与えるか、についてはノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のジェームズ・ヘックマン教授による「ペリー幼稚園プログラム」の効果測定が有名です。
ペリー幼稚園プログラムは、ミシガン州のある地域で貧困層の3~4歳の子どもを対象に質の高い就学前教育を提供するために政府の支援を受けて1960年代から開始されました。
このプログラムは、正確に効果を測定するため、ペリー幼稚園に通う子どもと通わない子どもをランダムに振り分け、両方に対して約40年間の追跡調査が行われたのです。
その結果、19歳時点の高校卒業率や27歳時点の持ち家率、40歳時点の所得などにおいて、ペリー幼稚園に通う子どもの方が通わなかった子どもに比べて高く、生活保護の受給率や犯罪率などは低かったというものでした。(これが非認知能力を習得した効果と言われています)
この研究結果より、質の高い就学前教育がもたらした教育の効果はかなり高いということが明らかになり、その効果は対象となった子どもたちが大人になった後も持続し、彼らの社会的、経済的な成功の原因となったと考えられています。


幼児教育無償化に関する質問

幼児教育無償化で幼稚園が無料になるのですか?
無償化で補助されるのは保育料のみで、行事費や送迎バス、施設整備費や父母の会費等の諸費は無償化の対象外です。
これらについては別途ご負担いただくこととなります。

すべての子どもについて無償化が適用されるのですか?
日本国籍の有無、戸籍・住民登録の有無にかかわらず、当該市町村に居住されている方であれば対象となります。
ただし事前に市町村に届け出て施設等利用給付の認定を受ける必要があります。
申請が遅れると給付開始日が遅くなり、それまでにかかった費用への補助が受けられないこともありますのでご注意ください。

幼稚園の預かり保育と認可外保育施設を利用したいのですが両方とも無償化補助の対象となりますか?
両方とも補助の対象となります。
またどちらか一方のみの利用でも対象となります。
>>詳しくはこちらをご覧ください。